入谷式足底板(基礎編) (運動と医学の出版社の臨床家シリーズ) [ 入谷誠 ]
変形性膝関節症や脳卒中で片麻痺の方に100円ショップで購入した足底板や簡単な材料を購入して自作して足底板を靴に挿入した事もある。
最近、足底板を挿入し、普段生活する中で変形性膝関節症の膝関節の内反変形が進行する事などを予防できないかなぁと思うようになり、本格的に勉強しようと思ってこの本を購入。
もちろん、自分用の足底板も作って歩容改善も目指したいのも一つあるけれど
理学療法の時間以外の時間をどう過ごすのか?という事が重要だと思っている。
なぜなら、理学療法を受けられる時間はごくごく少ない。特に外来通院であれば、週に1,2回で20~40分程度。一時的に理学療法の時間で治療を受けて改善しても、それ以外ですごす時間が長いので、徐々に元の状態に戻っていきやすい。
自主トレーニングを続ければ、元の状態に戻るのを防げるが、全員が継続できるわけではない。とりわけ、私では飽きっぽくて無理。という事で、楽して改善する方法は無いかとずっと思っていた。
入谷式足底板 基礎編(入谷誠 著)の一部を引用すると、入谷式足底板は、運動連鎖を利用して、足部からの遠隔操作によって身体各分節をコントロールする事ができる。つまりは、足底板を入れて生活すれば動作改善という事につながるんじゃないかと思う。
この本の特徴は入谷式足底板の作り方が詳しく記載してある所にあります。
通常、足底板の素材は何を使っているのか、足底板作成の為の評価はどうするのか?足底板の作り方や靴への挿入時の足底板の合わせ方など、本当は知りたいけど〇万円の講習会を受けなければ、なかなか教えてくれないような情報が記載しています。
特に入谷式足底板の作成の評価として、テーピングやパットを用いて行う方法が写真付きで記載しており、初めてテーピングをする人でも評価できるように記載しています。
また、足の形にあった足底板を作る際に、足の詳細な触診も必要なのだが、各ランドマークの触診の方法についても写真付きで記載しています。
さらに、歩行観察では、他の歩行観察の本には記載が少ない、足関節、距骨下関節、第一列、足趾の動きや足根骨の固定、中足骨の固定が立脚期のどのタイミングで起こるのか、その際に活動する筋は何なのか?についても記載があります。
全体を通して、評価から入谷式足底板の作り方までが記載されており、この本を読めば、実際に入谷式足底板を作ることができそうです(↓)
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入谷式足底板の作り方(まとめ)
つたない文章をここまで読んでいただき、ありがとうございました。心より感謝しています。
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