学生・研究者のための使える! PowerPointスライドデザイン

ひょんなことから学会発表をすることとなる。今までスライド発表はしたことあまりない。ん~、さぁどうするってわけ。スライドは研修会で見る側の立場であったので、何度も見てきた。が・・・いざ発表する側に立ち、作ろうとするといかに難しいことかわかってしまう。スライドの背景は何色にすればいいんだ?強調色は何色がベストなんだ??発表の仕方を勉強するという意味で、インターネット上でレビューを見ながら、この本を選び、読むことにする。

初めての発表は、卒業研究の発表会。背景は透明度を落とした画像がいいやら、紺色がいいやら先輩のPowerPointを参考に作った覚えがある。そして出した結論、単語でスライドを作ればいい。しかし、発表会では内容が伝わらず大失敗。

学生・研究者のための使える! PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術 [ 宮野公樹 ]では、背景・目的、方法、結果、まとめのスライドと項目別に分類されており、あまり考えずに作った修正前のスライド修正していく過程が示されています。スライド上の線は点線がいいのか実線がいいのか?吹き出しは四角がいいのか楕円がいいのか?色は?どの矢印ならすなわちって意味になるのか?図と図の間の空間の距離にどんな意味を持たせるのか?などスライド上にある空間までも意味を持たせ、意味のない物はとことん排除する。言葉を極力排除し、より視覚的になるように図を多用し、理解に時間を要しないようにスライドを修正していっています。本書を読んだ後は、自分が最初に作ったスライドがいかに理解の難しいスライドだったか改めて痛感させられます。

**アニメーションを使わないで修正している事も実は凄い気もします。

個人的に思ったことは、発表後に座長が「質問ありませんか?」と言った際に、会場が「し~ん」となってしまうスライドは失敗のスライドだろうなということ。つまり、発表内容が伝わっておらず、発表の内容とは違う質問が出てしまい。今後の研究などに生かせる有益な情報が得られない。そのためには、より伝わりやすいスライドを作る必要があるなと思いましたとさ。

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