下肢運動器疾患の診かた・考えかた

 実技講義を受けたらから、ちょっと買って読んでみようかと思って、立ち読みしたら、参考文献にプロメテウス解剖学アトラス、カパンジー機能解剖学、ネッター解剖学などなどが勢ぞろい。買おう!と思う本が参考文献に使用されていたので、即購入。

 実習生の時は足関節背屈の可動域制限がある = ストレッチとなりやすいけど、それでいいの??で、入職してからは、ヒラメ筋と腓腹筋のどちらをストレッチするかは意識しているけど、それだけでいいの??と思っていた。当たり前ですけどね。では、どうやれば足関節の背屈の可動域制限の因子を評価できるか?と言われるとよくわからないってなる。

 この本の凄いところは、足関節の背屈の可動域制限の評価が約3ページ程度記載されている事。軟部組織の癒着部位の同定方法や後脛骨筋、長短腓骨筋が制限因子となっているか評価する方法など実際の臨床場面ですぐに役に立つ方法が記載されている。もちろん、制限因子は筋だけではないのは当たり前。
あとは、新人さんには読んでもらいたい荷重時痛の原因の評価方法。膝関節周囲で言うと膝蓋骨のfrontal lotation, coronary rotation、大腿骨前脂肪体の話など詳しい内容が記載されており、運動学や解剖学が好きな人には、面白く読める逸品だと思います。

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