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このらくらく生物統計学を手にしたのはシンプルな理由。歩行できる人と歩行できない人でFunctional Reach, TUGなどのデータに違いがあるか?それを調べる必要があるってことだ。
思い起こせば、今年は学会発表をすることになっていた。で、「関係する50本の論文は集めた方がよい」と遥か昔に聞いたことがあり、論文を集めていると、今回発表する分野では、相関係数, マン・ホイットニーのU検定), カイ二乗検定, 分散分析(analysis of variance、略称: ANOVA)などの統計用語が当然のように出てくる。問題はだな・・・その用語がわけわからんってこと。というわけで必然的に統計学の勉強をすることになる。
このらくらく生物統計学改訂版 [ 丸山明 ]は、平均値, 中央値, Σ, 分散, 標準偏差, 正規分布, t検定などの基本的な用語から説明がある。もちろん、上記のわからん用語の説明もあります。全部で200ページぐらいのボリュームがあるけど、公式の証明, まとめや例題もあるので、それらを読み飛ばして実質100ページぐらいを読めばいいかな。まさしく、問題→解説と証明→例題ってところが、自分が高校生の時の数学の教科書に似ている。このらくらく生物統計学は高校生の時に数学を習ったけど、大学では習っていない人ならわかりやすくてちょうど良い本だと思います。
*ちなみに、このらくらく生物統計学にはロジスティック回帰分析については説明がありませんので、ご注意を!!。私はこいつを勉強したいが、統計がようわからんので、事前勉強のためにこの本から勉強を始めたんですわ。ネタバレすると、わかんねーわかんねーと思って、実は何冊か初心者向けの本を購入して読んだけど難しくってね・・・このらくらく生物統計学が一番自分にはあってました(結構値段も安いし)。
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