コアコンディショニングとコアセラピー (KSスポーツ医科学書) [ 平沼 憲治 ]
ストレッチをすると体の使い方が悪いせいか、無駄な力が入りやすく、首後ろの疲労感や肩こりがひどくなり、猫背が強くなっている。セルフメンテナンスが常に必要ってことかな。
無駄な力が入りやすかったり、体の使い方が悪いのは、体の中枢部にあるコア(体幹部を構成する骨格、軟部組織、筋)が弱いからだ。とよく言われる。そして、ストレッチポールを使えば、コアを鍛えることが可能だという事はまえまえから知っていた。しかし、”ストレッチポール”ってどういう理屈の代物かまったくわからない。よくわからないものは使いたくない。ということで、でネット検索を必死にしてこの本を探し、早速購入して読んだ覚えがある。
日本コアコンディショニング協会によるとコアコンディショニングとは、疲労の回復、姿勢やコアの安定化・全身の協調性の改善を目的としているようだ。そして、コアコンディショニングはコアリラクゼーション、コアスタビライゼーション、コアコーディネーションからなっている。ストレッチポールを購入しただけでは、コアリラクゼーションのエクササイズしか書いていない。
が・・・この本では、コアスタビライゼーション、コアコーディネーションのエクササイズが記載されており、各エクササイズについて、どういう筋肉の収縮、伸長、関節運動などを目的にやっているのか記載されている。さらに、介護予防のエクササイズ、失禁予防に対する治療方法、姿勢改善エクササイズなど様々なエクササイズが記載されているので、病院で実際に治療に使っています。
ちなみに、私は毎日ストレッチポールを使って、コアを鍛えつつ、セルフメンテナンスをしています。ストレッチポールのすごいところは一人で、しかも短時間で体が楽になるってこと、すべてのエクササイズを終えるのに30分ぐらい。肩周りのしんどさは3分ぐらいで楽になる。特に肩甲骨と脊柱、肋骨が張り付いた感じでだるいときにストレッチポールに乗ると肩甲骨が肋骨や脊柱から離れて筋肉がストレッチされてとても気持ちいい。終わった後は肩こりや首の後ろのけだるい感じが解消されてシャキッとします。
*人によって問題点や難易度は異なっているので、効果があるかどうかはわかりませんので、ご注意ください。
↓直径約15cm、長さ約98cmで主にスポーツ選手や健常な男性に向いている。私が持っているのはこのタイプ。色違いもたくさんあるよ!
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↓直径約12.5cm, 長さ98cm。ストレッチポールEXと比べて柔らかく、医療現場や高齢者、円背の強い方、EXではバランスのとりにくい方、伸長155cm以下の女性、ジュニアアスリートに向いている。実際に患者さんに使うのはこれが多い。
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↓かまぼこのような形をしているため、横から寝返りして乗りやすい。高齢者や年齢の低い方に向いている。
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最近はこんな本も出ていますよ。↓
コアセラピーの理論と実践 (KSスポーツ医科学書) [ 平沼 憲治 ]
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。いかに技術があるセラピストでも自分に対してその技術は使えないので、セルフメンテナンスのお役に立てれば幸いです。
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