ギャノング生理学

 生理学は難しい。わからないことを調べれば調べるほど新しい疑問点が生まれてしまう。卵と鶏どちらが先に生まれただろうか?この質問の答えを探すようなものだ。何故?何故?とわからないことを追求していくといつも最後にはこのギャノング生理学を手に取り読んでいる。

 生理学の講義で筋紡錘について習ったのだが、筋紡錘が筋肉のどこにあるのか?錘内筋線維との位置関係は?等々よくわからないことだらけだった。いつものおきまりパターンで、わかりやすい本から読み始め難しい本を読み進める。そんなとき、数冊の難しい本を読んでいてふと思った、同じ用語を調べているのに書いている内容が微妙に違うと--ひょっとしてまだはっきりわかっていないんじゃ・・・

 ギャノング生理学原書25版 (Lange Textbookシリーズ) [ ウィリアム・F.ギャノング ]では仮説学説をはっきり分けている。要するに、わからない事をこれ以上調べてもはっきりしたことは載っていないよ!と書いてある。この本の素晴らしい所は『わからない → 調べる → 新しいわからない事が増える → また調べる』 この”イタチごっこ”のような悪循環を止めてくれる事です。

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