毎年、臨床実習で実習生が来るのだが、見学をされるセラピストは、大抵理学療法士の経験年数が3年目未満であることが多い。個人的には、経験年数が髙い理学療法士の方が得られる事が多そうな気がするので、専ら不思議なものだ。
しかし、
実はこれ、いいのである。
理学療法士協会の臨床実習指導方法論によると、学生によって良きモデルは新人理学療法士となっている。
これは個人的な事だが・・・
見学されない理由は何となく思い当たる所はある
入院には必ず期限があり、毎日受けられる理学療法の時間も決まっている。
退院時の最終的な目標や希望を達成する可能性が50%と予測される場合、理学療法の時間は、無駄を極力省いた効率的な治療プログラムとなりやすい。物品を取りに行くタイミングも考慮されている。
自然に理学療法中のセラピストの動きにも無駄がなくなってくるので、周りから見ると忙しそうに見える。
さらに、楽しく会話をしているように見えても必要な情報を収集していたり、表現された言葉に注意を払っているので、実はセラピストは余裕がなくなっている。
そういった事が、実習生に伝わってしまうので、実習生からは声をかけるスキがなくなってしまうのではないだろうか。
で、見学が少なくなると。まぁ、あくまで、自分談だけど
理学療法士歴: 9年目
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