運動療法のための機能解剖学的触診技術(下肢・体幹)


運動療法のための機能解剖学的触診技術(下肢・体幹)改訂第2版 [ 林典雄 ]

日々、骨, 筋を触ることが多いが、人それぞれに場所が少しずつ違う。そして、常に思うこと・・・本当にきっちり触診できているだろうか?

1年目の時や学生の時、大まかに大腿を触って、解剖学書に書いてある理想的な場所を触って、大腿二頭筋を触診しました!果たしてそれは本当に大腿二頭筋なんだろうか?常々思って、大都市の本屋を巡り触診の良い本を探すことが多かった。その中で見つけた一冊。

この運動療法のための機能解剖学的触診技術(下肢・体幹)改訂第2版 [ 林典雄 ]の特徴は上前腸骨棘, 内転筋結節, 足根骨などの下肢の骨指標や頭頚部の骨指標について載っており、その骨指標を基準にして触診していく。基本中の基本だけど、まず第一に骨指標を正確に触れてから、筋を触ること。これができる点が素晴らしい(もちろん、肢位を利用して触診も行える)。

また、大体1ページに解剖学的特徴と疾患との関連や評価方法などの臨床的なちょっとした説明を文章で記載している。しかも、文章を読むのが嫌な人は読まなくても良いという点。図や写真の横に説明があり、簡単にまとめた2~3文の文章を読むだけで良いので、2, 3分で必要な筋や骨指標の触診仕方わかる。なので、いつも出勤前の身支度が終わって時間が余ったら少し読むようにしている。わずか5分で再確認が可能。そして、臨床では正確に触診ができているってわけ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。触診の本はたくさんありますので、選ぶ際の参考になれば幸いです。

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