臨床実習の指導の仕方について講義依頼がありまして・・・
講義資料に出典の本があったので、全部読んでみました。
その中で、今までなぜこうなんだろう??と思っていた事の答えが書いてあったのでまとめてみます。
詳しく知りたい方は出典を記載しているので、その本を読んでみてください。
Q)
なぜ、実習生に助言や指導をし、体験・実践するような形式に最近なっているのか?
なぜ実習生が完全に一人でできるように指導しないのか?
A)
・一人職場が減少しているので、完全に一人で理学療法をする事が減少した。
・新たな知識・技術が増加し、実習生の修得する量が増加しているのに対して、学内での教育時間が減少した。
・担当患者制からクリニカルクラークシップが重要視されてきている。
*クリニカルクラークシップとは、わかりやすく言うと、指導者のお手伝いをしながらできることを徐々に増やしていくこと
出典: 理学療法教育ガイドライン
Q)なぜ、臨床実習の時期が養成校によって異なるのか?
A) 臨床実習は18週以上できていれば良いので、どの時期にするか決まっていない(3年制の場合)。
出典: 理学療法教育ガイドライン
Q)実習生の指導者になる条件は?
A)3年以上の実務経験があればよい。
出典:理学療法士作業療法士養成施設指導要領
Q)実習生は言われたことができるのに、「これやってみて」というとできないのか??
A)言われたことができるのは、養成校で習った知識と技術があるからできている。では、臨床家はなぜ「これやってみて」というとできるのか??というと実は臨床経験があるので応用力がある。なので、実は実習生に「これやってみて」と言うのは、応用力のない人(実習生)に無茶な要求をしていることになる。
出典: 実践!理学療法スキル 新人3年目までに身につけたい [ 小林賢 ]
*解釈が間違っていることがあるかもしれないので、間違っていたら教えてください。
理学療法士歴: 7年目
今回の事で読んだ資料はこちら
・理学療法教育ガイドライン
・理学療法士作業療法士養成施設指導要領
・臨床実習教育の手引き 第5版
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