鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成(切り出しから完成まで)

鉤爪趾変形(claw toe)の増悪を防ぐ装具?を作る時の素材からの切り出し方から完成までを記載しています。

足趾の高さの測定

曲がってくる足趾の床からの高さを測定します。足趾は伸びた状態で床に着いた時に、床から足趾裏までの高さを測定します。足が極端に大きい方や小さい方以外は、4mmで大丈夫だと思います。下図では、第2趾の高さを測定しています。

素材から足趾の形を切り取る

足趾の設計図を用いて、NRスポンジゴム NRS-09 20×100×100から切り取っていきます。必ず黒のマジックで塗りつぶした縦線はスポンジゴムに書いておきます(下図では上手く映っていません)。切り取る時は、切れ味の良い、大型のカッターナイフを使っています。

実際に切り取ってみるとわかりますが、足趾の設計図より大きく、雑な形になってしまいます(個人の力量による)。が、あまり気にしなくても良いです。

スポンジゴムの大雑把な加工

下図の底面の高さを残して切り取る必要があります。この高さは足趾の高さを測定した数値になります。たいていは4mmでよいと思います。これ以降は4mmで作成する手順となっています。

4mmというとちょうど割り箸の先端の幅となります。

なので、これを上手く使っていきます。スポンジゴムを割り箸で挟み込みます。

大きいカッターナイフの刃をできるだけ長く出して足趾の設計図の太く色をつけた所を残して縦に切り込みを入れます。割り箸を挟んでいるので、切りすぎてしまう事はないはず。


切り込みを入れた後

次に、先ほど縦に切り込みを入れたところから、横に切り込みを入れてスポンジゴムを一部切り取ります。ここでは大型のキッチンはさみを使っています。ここは足趾が触れる部分になるので、こだわって綺麗するとよいです

切り取った後。第2趾の入るスペースが出来あがっている。

続いて第3趾の入るスペースも切り取る。

スポンジゴムを足趾に装着して微修正をする

実際にスポンジゴムを足趾に装着してみます。
すると、DIPより先にスポンジゴムがはみ出ているので、切り取ります。

次に前方から足趾を見ると、足趾が床に接していない事がわかります。足趾が床に接触していないと立った時や歩いている時などにバランス不良になる可能性があるので、足趾が床に接触するように加工します

なので、スポンジゴムをこの下図のように切り取ります。

ハサミで切り取っていきます。

で、切り取ると、足趾が床に接触するようになりました。

もう一度上から見た図

次に底面からチェックです。第2,3趾が曲がってくるという事にしているので、第4趾には何も必要ないので、スポンジゴムのはみ出ている部分を切り取ります

完成

全ての工程を経て、完成です。これは、片手で簡単に装着でき、足趾にフィットしているので、靴下を履いても違和感が少ないです。なので、室内で靴を履きたくない方に向いていると思っています。これをはめて生活をした際に、足に見慣れない赤みが生じていたり、痛みが生じる場合は、使用をやめてください

足趾の設計図と完成品の比較です。完成品と随分違っているのは、実際に足趾とスポンジを合わせながら微修正をこまめにするので、多少設計図が失敗していてもどうにでもなります。

完成図と要約

完成品が真っ黒で写真を撮ってもわかりにくい気がしたので、立体図を作成してみました。参考になれば幸いです。

【注意事項】

・claw toeで困っているのであれば、まずは病院を受診してください。それが一番大事です。
・非学術的な側面が強く、万人に効果があるかはわかりません。
・不衛生に長期に利用していると水虫になる恐れがあるので、洗うなり、新しいものを作るなどしてください。
・作成した装具が短期的あるいは長期的に見て、本当に有益なのか?有害なのか?はわかりません。
・ご自分でこれ以降の一連の記事を読んで装具を作成して使用しても、自己責任でご利用ください。
個人的には非学術的な事を記載するのはよくないと思っていますので、自分としましては、あまり書きたくない記事です。ですが、あくまで、claw toeで本当に困っている人の為にこの一連の記事を書こうと思います。
 
 
鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成についてのまとめページはこちらです。
鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成
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