脳卒中で下肢の麻痺のある方を担当させていただくことが多い。そういう関係で、大殿筋トレーニングの良い方法をいつも考えている。
立位、歩行、移乗の安定性向上のために大殿筋を鍛える方が良いのはわかっている。
もちろん、セラピストと一緒に筋力増強するというのも一つは良いことだが、理学療法の時間は限られているので、大殿筋のトレーニング以外の事に時間を費やす必要があることも多い。それに、退院後も自分でトレーニングができると思うからだ。
で、
いつも大殿筋のトレーニングを自主トレーニングでする方法を探している。
が、
昔から探しているがなかなか見つからない。
一般的にいうと、大殿筋のトレーニングは、スクワット、ランジなどが該当するのだが、意識をしていても麻痺側の下肢に体重が上手くかけられなかったり、麻痺のない方の下肢の代償、一人では危険で出来ないなどで、実は上手くできないことも多い。
安全な方法というと、仰向け状態での麻痺側の片脚ブリッジ運動だが、今一つ運動負荷として妥当か疑問。
雑誌の読み放題で理学療法士としてみた時に、これは効果的だ!と思うトレーニングをいつもチェックしているけど、みつからない。うーん、本ではあまり見たことがない気もするので、やっぱり論文を探すしかないかなぁ。期待はかなり薄いけど。
理学療法士歴10年目
コメント