最近、釣りのホームページを見ていたら、家庭用の3Dプリンターを購入し、ルアー制作をしている方がいた。
で、思った・・・
プラスチック短下肢装具って3Dプリンターで出来ないのだろうか??
何故かというと、
脳血管疾患の患者さんを担当することが多い。
担当させていただいた直後に短下肢装具が必要であれば、適切な装具の選定の為、評価まず行う。
そして、義士装具士さんに依頼して、装具作成をお願いするのだが・・・
採寸から短下肢装具の納品まで、1週間かかる(義士装具士さんは職場にはいない)。
なので、装具が納品されるまでは、備品の短下肢装具を使うしかない(もちろん患者さんの足には完全には合わない)。他の方も使うので、貸出は基本的にできない。
これは良い方で、備品の短下肢装具を装着して、発赤・疼痛が生じたら、使えない。
日本脳卒中学会の脳卒中治療ガイドライン2015によると、急性期リハビリテーションでは、早期座位、立位、装具を用いた早期歩行練習が推奨されている。
納品までに1週間かかると、その間は主に理学療法の時間でのみの歩行練習となってしまう。
短下肢装具があれば、歩行が自立できる方であれば、その1週間にご自分で歩行練習ができるのに・・・
そうすれば、発症早期から練習量や頻度を増やすことができるのにと思ってしまう。
そういうわけで、
3Dプリンターですぐ患者さんの足の形にあった短下肢装具ができれば、発症早期から練習量や頻度が増やせ、活動量も増加できるのになと思います。
できそうな気もするんだけどなぁ・・・
理学療法士歴: 10年目
脳卒中治療ガイドライン(2015)第3版 追補2019対応 [ 日本脳卒中学会 ]
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。実現が可能な気もするので、この記事を読んでチャレンジしてみようと思っていただければ幸いです。
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