評価により他の問題点の可能性を少なくする

歩行の立脚期に膝のロッキングが生じてる。
ではその問題点は?と考えたときに、下腿三頭筋の緊張が高いためかもしれないし、深部感覚が低下しているためかもしれないなどなど沢山の問題点が考えられる。

 
いつもはここで、いかにも問題点だと思いやすい問題点を治療対象としてしまいがち。しかし、それだけではだめで、他の問題点の可能性をできる限り少なくする評価も必要だなと先輩と話していてそう思った。

 
例えば、下のように3つの飲み物(問題点)の中に一つだけ毒物(真の問題点)が混入されているとする。

 
さて、この3つの飲み物から毒物(真の問題点)を探してみよと言われると、

 
ついいかにも怪しい真ん中を毒物入り飲み物(真の問題点)だ!!と決めつけてしまいやすい。実は違うかもしれないのに。残り2つ(残り2つの問題点)に毒物が混入されている可能性もあるのに・・・

 
では、こうなればどうだろうか?

 
真ん中以外の残り2つの濃さが薄くなっている。
こうなることで、よりいっそう真ん中の飲み物が毒物入りだ!!と言えるようになる。

 
つまり、評価によって残り二つ(残り2つの問題点)が毒物入りである可能性下げるってわけ。

 
自分には、この他の可能性を下げる評価少ないなと最近思うわけ。

 
 
何でこんな事を書いたのかと言うと、
 
間違った問題点に対して治療を行っても治療成果は上がるかもしれないが、その治療成果は少ない。やはり、真の問題点を治療対象にしなければ、大幅な治療成果は得られにくいよってわけ

理学療法士歴: 3年目

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