治療電流の波形の種類
物理療法で用いられる治療電流の波形は、主に、下の図のような分類がされます。
他にも干渉波電流、変調電流、ロシアンプロトコールもあります。
だいたい、治療電流はパルス電流の2相性の対称性を利用していると思います。
直流電流
・イオンフォトレーシス、脱神経筋の収縮刺激、創傷治癒に用いられる。
・陽極と陰極の電極パットにイオンが集まってくる。陽極では塩酸、陰極では水酸化ナトリウムが生じる恐れがあり、化学的な火傷のリスクが生じる可能性がある。
・一般的に言うと、乾電池や化学の授業の電気分解を想像すればいいかな
交流電流
交流電流の特徴は、電極のプラスとマイナスが入れ替わるため、組織内を荷電しない。
実際に使っている所は見たことがないなぁ
パルス電流
パルス電流とは、直流電流や交流電流とは異なり、電流の流れが無い時と有る時に分かれている電流です。
個人的には、主に筋力増強や麻痺した筋肉の促通で使っています。
で、
治療装置のパラメータの意味が分からない人が恐らく多いので、こちらに図で示しておきます。
ちなみに、これどういうパルス電流かわかります??
単相性?二相性?対称性?非対称性??
このうち、周波数はどこを指す??
わからなければこちらが参考になります。
物理療法の電気治療における電流のパラメータ(Hz,パルス持続時間,ランプアップなど)の設定値の説明
物理療法の電気治療は、鎮痛, 筋力回復, 筋力増強, 創傷治癒などに利用されるが、その装置の電流強度, 周波数, パルス持続時間などの設定値の意味を知った上で設定しているだろうか?ここでは、パルス電流を例に上げ、電気治療に利用されるパラメー...
参考文献
・EBM物理療法原著第4版 全編オールカラー [ ミッシェル・H.キャメロン ]
(自分は3版を利用)
・標準理学療法学(物理療法学)第4版 専門分野 (Standard textbook) [ 網本和 ]
(自分は3版を利用)
電流のパラメータ(周波数,パルス持続時間など)のまとめ
物理療法の電気治療における電流のパラメータ(Hz,パルス持続時間など)の設定値の説明をまとめたページはこちらになります。
物理療法の電気治療における電流のパラメータ(Hz,パルス持続時間,ランプアップなど)の設定値の説明
物理療法の電気治療は、鎮痛, 筋力回復, 筋力増強, 創傷治癒などに利用されるが、その装置の電流強度, 周波数, パルス持続時間などの設定値の意味を知った上で設定しているだろうか?ここでは、パルス電流を例に上げ、電気治療に利用されるパラメー...
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