足の大きさ(足長,足囲,足幅)の測り方

靴を購入する時や足底板の高さを調べる時、足の大きさの話になると思います。

では、

足の大きさとは言うけれど、どこの大きさを言うの??
測定する方法は??

という事で日本産業規格(JIS)を参考に測定方法をまとめてみます。

足の大きさとは?

足の大きさは主にこの3つからなります。

足長
足囲
足幅

これらの足長,足囲,足幅は、日本産業規格(JIS)で規格化されています。
詳しく知りたい方は日本産業標準調査会のホームページにあります。

*厳密に言うと、足のサイズの規格ではなく、靴のサイズの規格になります。規格番号は、JIS S 5037です。

測定時の姿勢と部位の名称

足長,足囲,足幅を測定する前に、測定する姿勢と足部の部位の説明を行います。

JIS規格の表現は少しわかりにくいので、わかりやすく説明します。

測定する姿勢

測定する姿勢は、

平で水平な所に直立し、両足を平行に開いて平均に体重をかけた状態

つまり、

両足を平行に開いて立った状態

足部の部位の説明

測定に必要な足部の部位は、第1趾の付け根と第5趾の付け根がわかる必要がありますが、要するに、

第1趾の付け根は、
親指の突出した所

第5趾の付け根は、
小指の突出した所

という事になります。

「足長」の定義と測定方法

足長とは、

平で水平な所に直立し、両足を平行に開いて平均に体重をかけた時の踵の後端から最も長い足指の先端までの距離(JIS S 5037より引用)

つまり、

立った状態で踵から最も遠い指先までの長さの事

この長さを測定すればよいです。

注意点としては、
・軟部組織を含めて測定するのか?
軟部組織を含めて測定します(骨の長さだと最初思っていましたがそうではありません)。

・人間の足先の形状は、スクエアー型、ギリシア型、エジプト型がありますが、踵の端から最も長い足指の先端までを測定すればよいです。

「足囲」の定義と測定方法

足囲とは、

平で水平な所に直立し、両足を平行に開いて平均に体重をかけた時の第1趾の足の付け根と第5趾の付け根を取り巻く長さ(JIS S 5037より引用)

つまり、

親指と小指の突出している所を通る周径の事

ここをメジャーで測ればよいことになります。

足囲を測定する際には洋裁道具のメジャーがよいです。家の裁縫道具にあるので十分!!

「足幅」の定義と測定方法

足幅とは、

平で水平な所に直立し、両足を平行に開いて平均に体重をかけた時の足の踏み付け部の第1趾と第5趾の各々の付け根に接する垂線間の水平距離(JIS S 5037より引用)

つまり、

親指と小指の突出している所を結ぶ最短の長さの事。

足幅は、ここを測定します。

足幅は、こんな風に足の下にメジャーを敷いて測定します。

参考図書

・足のサイズや靴の選び方など、足部に特化した内容が盛りだくさんなので、いつも足部の内容を調べる時はこの本を使っています。


・靴のサイズの規格を知りたい方はこちらのホームページを参照ください。
日本産業標準調査会のホームページ

立方骨サポートとアーチ高率に基づくインソール作成(まとめ)

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