鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成 2019.09.192020.09.16 脳卒中後の足趾の変形である鉤爪趾変形(claw toe)が生じると、歩行中に足趾が曲がってしまって、足をついたときに足先が過剰に圧迫されて痛くなる。 そこで、ここでは鉤爪趾変形の増悪防止用の装具を作成する手順を説明したいと思います。 目次 鉤爪趾変形(claw toe)とは鉤爪趾変形(claw toe)の問題点動機素材の選定設計図作成切り出しから完成 鉤爪趾変形(claw toe)とは 脳卒中後の鉤爪趾変形(claw toe)とは。槌趾,マレット趾とは違うの??鉤爪趾変形(claw toe)を骨模型で解説をし、『日常生活に生じる問題』や『槌趾,マレット趾との違い』を説明しています。 目次に戻る 鉤爪趾変形(claw toe)の問題点 鉤爪趾変形(claw toe)の問題点(非学術的な内容)この記事はセラピスト向けに記載しています。 claw toeの原因は、あまりよくわかってないので、この記事に関しては文献的な裏付けはありません。嘘かもしれないと思っていただいてよいと思います。 それでもなおこの記事を書くのは、歩くとclaw... 目次に戻る 動機 鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成(動機)claw toeがあると、歩行中に足指が握り込み、足先が地面を圧迫し、足先に痛みが生じる事がある。屋外であれば靴を履いているので、靴がクッションとなって足先が痛くならない事もあるが、家の中はちょっと違う。室内で部屋靴を履かない人であれば、裸... 目次に戻る 素材の選定 鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成(素材の選定)まず、注目したのは、脳卒中後遺症の方の手指の痙縮に対するリハビリテーションです。手指に痙縮が生じるとやがて筋肉が短縮し、拘縮を引き起こし、手指が握ったままの状態になってしまう事がある。 この治療法について調べていくうちに、『リハビリテーショ... 目次に戻る 設計図作成 鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成(設計図作成)鉤爪趾変形(claw toe)の増悪を防ぐ装具?を作る際の設計図の作り方を記載しています。 足趾の数え方 足の指の数え方は下図の通りで、親指から順に数えます。 足趾の関節の位置 足指の根本から順に中足趾節関関節(MTP)、近位指節間関節(P... 目次に戻る 切り出しから完成 鉤爪趾変形の増悪防止用の装具作成(切り出しから完成まで)鉤爪趾変形(claw toe)の増悪を防ぐ装具?を作る時の素材からの切り出し方から完成までを記載しています。 足趾の高さの測定 曲がってくる足趾の床からの高さを測定します。足趾は伸びた状態で床に着いた時に、床から足趾裏までの高さを測定します... 目次に戻る